衝撃荷重
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衝撃荷重とは
衝撃荷重はランニング時に身体が耐えられる負荷のことです。これには2つの主要パラメーターがあります。 1つ目は衝撃度。これは、ランニング中に身体にかかる衝撃の度合いを示します。 2つ目は衝撃時間。これは衝撃が脚に伝わる速度を測ったもので、衝撃を効率的に吸収する能力を示す重要な指標です。衝撃時間が長ければ、衝撃吸収力が高いと言えます。衝撃吸収能力が高く、身体が受ける衝撃が小さいと、下肢に効率よく負荷を分担させられるほか、オーバーユース障害(疲労骨折、ランナー膝)のリスクを減らせます。

*衝撃度と衝撃時間を表した図
衝撃荷重を減らすには
衝撃度は、下肢筋のキャパシティおよびそれぞれの下肢筋がどう連動して衝撃を吸収するかによって大きく変わります。 ランニング時の衝撃は短い時間枠(±20~130ミリ秒)で生じます。 そのため筋肉を(非常に)短時間で活性化させることが重要です。 ジャンプ(プライオメトリック)トレーニングは、素早く筋肉を活性化させるのに有効です。 このトレーニングをこなすことで、ランニング時の衝撃に耐えやすくなるでしょう。
筋肉や腱の損傷リスクを最小限に抑えるには、少なくとも4~6週間は下肢の基本トレーニングに取り組むとよいでしょう。さらにランニングに特化したドリルを組み合わせるとより効果的です。
その後、衝撃トレーニング(ボックスからジャンプしてソフトに着地)や弾道運動(例:繰り返し行うスプリットスクワットジャンプ)を行うと、弾力性の向上が期待できます。
エクササイズ例
* ここで紹介するエクササイズは一例であり、すべての人に適しているわけではありません。これらのエクササイズがあなたのニーズや身体能力に適しているかどうかについて、Runeasiの専門スタッフにご相談されることをおすすめします。
筋力容量
ショックエクササイズ
バリスティックエクササイズ
プライオメトリクス